一冊の英単語帳をサクッと1ヶ月で暗記してしまうテクニック

英単語リストをつくっているところです。

学校のテストやTOEICなどの試験対策を考えたとき、避けては通れないのが単語の暗記ではないでしょうか。

どんなにリスニング力や読解力が優れていても、
知らない単語を聞いたり読んだりすることは出来ませんよね。

今回は、根気強くなく、暗記が苦手な私が、どうやって1冊の単語帳を1ヶ月でマスターできたかをお伝えしたいと思います。

キーワードは「反復」と「継続」

有名なエビングハウスの法則によると、せっかく覚えた単語も、1日経てば7割以上忘れるように人間の脳はできているようです。

早ければ1時間後には半分以上忘れてしまう・・・。

単語を短期間で覚えるには、こういった脳の特徴をふまえて対策をうっていかなければなりません。

そこで大事なのが「反復」と「継続」です。

忘れる以上、何度も覚え直さないと記憶に定着しませんし、それを継続しないことには膨大な量の単語を記憶することはできません。

 

では今日から1日50個の単語を、毎日目に入れるようにしましょう!

と言いたいところですが、これがなかなか難しい。。

 

よく電車の中で単語帳を広げている高校生を見ますが、
とっても辛そうで、苦しそうで、楽しくなさそうです^^;

頭ではやらないといけないと分かっていても、気持ちがのらないことって継続するのは難しいですよね。

途中で寝てしまったり、脱線してゲームを始めてしまったり、ネットサーフィンや友達とのチャットに逃げてしまったり…それが普通だと思います。

私も通勤時間をつかって単語の暗記を始めては、辛くなって単語帳をそっと本棚に封印する・・・という経験を何度もしました。

 

既に「反復」して「継続」できていること?

そんな私が試行錯誤の末にたどり着いたのが、今回シェアする方法です。

この方法を使えば、どんなに暗記が苦手でも、大量の単語を一気に覚えてしまうことが出来ます。

机に座る必要も、電車の中で単語帳を広げる必要も、「覚えよう…覚えよう…」と頭のなかで何回も単語を繰り返す必要もありません。

 

ポイントは、
既に習慣として「反復」して「継続」できていることを利用することです。

新たに単語を暗記する時間をつくると、その習慣をつくるのが大変なので、

既に習慣化できていることを活用するという発想に切り替えます。

「習慣化・・・できている・・・こと? (?_?)」

ほら、こんなにあるじゃないですか↓

毎日の習慣(例)

  • 歯磨き
  • ウォーキング
  • 朝ごはん
    (つくる、食べる、片付ける)
  • 洗濯物を干す
  • トイレ
  • 化粧をする
  • 電車を待つ
  • 昼食後の休憩
  • 授業の合間
  • テレビを見る
  • 寝る前のストレッチ

これらの行動は、自分が意識しなくても出来ていることですよね?

ここにうまく単語の暗記をくっつけることが出来れば、
気合いを入れなくても、頑張って努力しなくても、単語がスイスイ頭に入ってくるようになるんです。

確実にやってくる隙間時間をうまく有効活用するという発想ですかね。

実際に具体的な方法をみていきましょう。

 

英単語帳を1ヶ月で暗記する方法

ここから先は、みなさんの理解を助けるために、以前私がつかっていた単語帳を例に挙げながら解説したいと思います。

キクタンリーディング(Basic)の表紙です。

↓教材の詳細はこちら↓
キクタンリーディング[Basic]4000

 

1. 覚えていない単語を洗い出す

まずは、単語帳を開いて
パッと見たときに意味が理解できない単語にチェックマークをつけます。

※イメージ

分からない単語にチェックがついています。

この作業を初めに行うことで、既に覚えている単語を暗記作業から外すことができます。

何も考えずに単語帳を最初から順番に覚えていくことほど、非効率なやり方はありません。

パッと見てだいたい意味が理解できるなら、試験問題で出されても、その場で対応できるはず。

暗記のターゲットにしないといけないのは、
パッと見たときに全く意味が理解できない英単語なんです。

この「パッと見たとき」というのが実はとても大事。

考え込まないと思い出せない単語は、まだ記憶できていないということなので、チェックマークをつけておくようにしましょう。

 

2. 新しく覚える単語を数える

次に、チェックマークをつけた単語の数を数えます。

私が最初にこの作業をしたときは、
覚えないといけない単語の数は、確か全体の3分の2ぐらいになりました。

単語帳におさめられているうち、実は3分の1が知っている単語だったんです。

これだけで気持ちがだいぶ楽になりましたね。

 

3. 1週間に覚える単語数を決める

次に、1週間に覚える単語数を決めます。

ここからは「1ヶ月で1,000単語覚える」と仮定して話を進めます。

 

計算方法は、1ヶ月を4週間と考えて
覚える英単語数を4で割ります。

【計算】 1,000単語 ÷ 4= 250単語

これで、1週間で250単語を覚えることになりました。

 

4. いつ、どんな時に単語を覚えるか決める

覚える単語の数が決まったら、
日常生活の中で、いつ単語を覚えるかを決めます。

例えば私の場合は、以下のように隙間時間を5つピックアップしていました。

  1. 朝の歯磨き、ご飯前
  2. トイレ
  3. 電車の待ち時間
  4. 風呂前後、夜の歯磨き
  5. 寝る前のストレッチ

このときのポイントは、
毎日確実に5分~10分は時間がとれるという行動や習慣を選ぶこと。

詳細は後ほど説明しますが、

ここで選んだ時間を使って「自分でつくった英単語のリストを眺める」ことになります。

例えば私の場合は、

1. 朝の歯磨き、ご飯前
朝歯磨きをしながら単語リストを眺める。歯磨きが終わったら、単語リストを食卓にもっていき、ご飯の用意をしながら引き続き単語リストを眺める。(計10~15分)
2. トイレ
家のトイレに単語リストを置いておき。トイレ中は必ず単語リストを眺める。朝と夜を合計して少なくとも5,6回はトイレにいくことになるので、その分何度も単語リストを眺めることになる。(計10分)
3. 電車の待ち時間
電車の待ち時間にホームで単語リストをチェックする。(計10分~15分)
4. 風呂前後、夜の歯磨き
風呂に入る前と風呂上り、そして寝る前の歯磨き中に単語リストをチェックする。(計10分)
5. 寝る前のストレッチ
寝る前の自由時間に単語リストをチェックする。枕元に置いておき、寝る前に音楽をかけて単語リストを眺めながらストレッチをするのが日課。(計15~20分)

こんな感じです。

 

5. 英単語のリストを用意する

いつ、どこで単語を暗記するかが決まったら、英単語のリストを用意しましょう。

単語リストは複数用意することになります。

具体的にどうするか、手順を説明しますね。

 

5-1. 必要な単語リストの数を決める

まずは、単語リストがいくつ必要かを考えます。

実はこれは、単語の暗記をしようと決めた隙間時間の数だけ必要ということになります。

私の場合は、
既に説明した5つの隙間時間で単語を覚えるので、単語リストは5つ必要です。

 

5-2. 1つの単語リストに書き込む英単語の数を決める

次に、単語リストに書き込む英単語の数を計算しましょう。

これまでのプロセスで、「1週間で暗記する単語の数は250」ということになっていましたので、

これを単語リストの数である「5」で割ります。

【計算】 250単語 ÷ 5= 50単語

これで、「1つの単語リストに書き込む英単語の数は50」ということに決まりました。

単語リストの数と、それぞれに書き込む英単語の数が決まったので、これから単語リストをつくる作業に入っていきます。

 

5-3. 英単語のリストをつくる

暗記用ペーパーをつくっているところです。

単語リストのつくり方は、自分が覚えやすい書き方でいいと思いますが、
英単語とその意味が書かれたシンプルなものにすることをお勧めします。

このテクニックは、
英単語とその意味を、何度も何度も繰り返し眺めることによって、自然に記憶に定着させるという方法です。

情報量が多すぎたり、複雑なことを書いたりすると、

テンポよく単語リストを眺めることができず、ストレスも溜まってしまうので気をつけてください。

また、発音が難しい場合は発音記号を書いておいたり、使い方を知りたい場合は例文を記載したりしておいても効果的ですよ。

 

さて、1週間に250語の英単語を覚えたいなら、1つの単語リストには英単語を50個書く必要がありますが、

実際に暗記する段階に入ったら、5分~10分で50個全てを眺めるのは無理です。

そこで単語リストは、さらに4つのパートに分けておくようにします。

私が実際に使っていた単語リストです。

例: A4の用紙を横にして、さらに半分に折る。そうすると表と裏で4つのパートに分かれるので、50個の単語を12個~13個ずつ書いておく。

こうしておけば、1ページに12個~13個になるので、5分~10分でざっと眺めることが可能になります。

 

6. あとは隙間時間に眺めるだけ

ここまで出来たら、あとは各すきま時間に単語リストを眺めるだけです。

洗面所、トイレ、カバンなどに単語リストを置いておき、自分が決めた時間・場所をつかって単語リストをチェックできるようにします。

※必要に応じて小さくたたんだり、壁にピンでとめたりしていたので、私の単語リストは結構ボロボロです。汗↓

完成した暗記用ペーパーが並んでいます

 

暗記の効率を高めるコツ

単語リストをみるときは、ひとつひとつを丁寧にじっくり見るというより、
声に出しながら、何度も眺めるようにしてください。

例えば12個の単語を覚える場合、

1~12までの単語をじっくり10分間かけて見るより、「1~12、1~12、1~12」というふうに10分間で3周したほうが記憶に定着します。

「反復」と「継続」が大事ということを常に頭の片隅に置いておいてください。

 

この要領で単語を50個覚えたい場合は、例えば以下のように繰り返し単語リストを眺めます。

  • : 1~12を3周
  • : 1~12を1周、13~25を2周
  • : 1~12を1周、13~25を1周、26~37を1周
  • : 13~25を1周、26~37を2周
  • : 26~37を1周、38~50を2周
  • : 38~50を2周、1~25を1周
  • : 26~50を2周、1~25を1周

このサイクルでやると、1~50までの単語を、1週間で6~7周チェックすることになります。

何度も眺めているうちに、意味がわかる単語が増え、意味が分からない単語が減っていくのに加え、

1週間にわたってまんべんなく単語を目にしているので、英単語が記憶に残りやすくなっています。

どのようなサイクルで組むかは、自分でやりながら最善だと思う方法を考えていってください。

 

1週間が終わったら・・・

5つの隙間時間で、それぞれ50個の英単語をインプットできたら、
週末にどれくらい覚えているかを単語帳で確認してみましょう。

1週間で250個とりあえず眺めてみて、一体どれぐらい単語の意味が理解できているでしょうか。

私が初めて挑戦したときは、だいたい8割ぐらいは頭に入っていました。

250個だと8割で200個ですね。

 

週末チェックが終わったら、翌週分の単語リストをつくります。

そして翌週からは、
新しい250個と、覚えられなかった単語を一緒に眺めていきます。

覚えられなかった単語には、単語リスト上に別のチェックマークをつけておくといいでしょう。

 

あとはこの繰り返しで4週間、すきま時間に単語を眺めていきます。

毎週末に1週間分の成果を確認し、覚えられなかったものを明らかにして翌週に新しい単語と一緒に覚え直す・・・

そうすることで、取りこぼしなく単語を暗記できるようになっていきます。

 

1ヶ月が終わったら・・・

1ヶ月が終わったら、1ヶ月の目標だった1,000単語のうち、どれぐらい覚えることが出来たかを確認してみましょう。

これまで紹介した方法をしっかり実践できていれば、取りこぼしなく単語が暗記できていることでしょう。

この方法を使えば、
机に座ったり、暗記用の時間をわざわざつくることなく、日常生活のなかで単語をどんどん覚えていけるようになります。

普段の勉強時間をつまらない暗記学習に割かずに済むので、とてもお勧めですよ。

興味のある人は、覚えたい単語帳を用意して試してみてはいかがでしょうか。