イタリア人トリリンガル講師に教わった英会話上達7つのコツ

シャツにネクタイをしたシニアの外国人男性です。

「普段から英語を勉強しているのに、実践で全然使えなかった・・・」

「意思を伝えようとするんだけど、いざ話そうとすると言葉につまってしまう」

そんな悩みを解消する、英会話上達7つのコツをシェアしたいと思います。

※2017/10/30 更新

英語を話せない理由

日本人はシャイだから、もっと積極的に英語を話すようにしたほうがいい

こんな言葉を聞いたこと、ありませんか?

「英語はたくさん話したほうが上達するんだから、もっと話さないと」

「日本人が話せないのは、シャイで英語を話そうとしないからだよ」

と。

実はこれ、正しくないんです。

英会話の上達にはコツがある

私にこのことを教えてくれたのは、
イタリア人でトリリンガルの英会話講師でした。

※トリリンガルとは、三ヶ国語を操る人のことです。

彼の母国語はイタリア語。

独学で英語と日本語をマスターしていて、言語を学ぶことに関して独自の考えをもっている人でした。

日頃から日本人に英語を教えていて、その文化や国民性が好きだと話してくれていたのを思い出します。

 

彼に言わせると、

英語を話せない原因は、国民性やシャイだからという理由ではなく、
英語に対する考え方や日頃のトレーニング、持っている知識にある

ということでした。

 

言い換えれば、

正しい考え方や知識を身につけ、適切なトレーニングを行えば
たとえシャイで会話が苦手でも英語を話せるようになる

ということです。

(ちなみに彼は日本人について「シャイな人もいればそうでない人もいる」と言っていました)

 

私はこれを、実体験を通して理解する機会に恵まれたので、

その経験を踏まえながら、
彼から学んだことをみなさんにシェアしていきたいと思います。

英会話上達7つのコツ

1. ロジカルに考えない

英語を話すときは、ロジカルに考えなくていい。

 

正しく答えようとしすぎて、会話の最中にあれこれ考えていませんか?

例えば、

「昨日ゲームをしすぎて夜更かししたから、あまり眠れていないんだよね」

と言いたいとします。

このとき、

昨日はyesterdayで、ゲームはgameでいいよね・・・。しすぎ?って、too much?

夜更かしって何だろう?

あまり眠れていないってI didn’t sleep?理由はbecauseを使うから・・・

などと考えすぎていませんか?

そうやって考えていて、英語が口から出てこなくなることはないですか?

学校で学んだ英語の弊害

私たちは学校で正しい英語の文法や語順を学び、繰り返し言えるように練習します。

テストには解答が用意され、文法や語順が違うとバツされてしまいますよね。

実はそうやって学習を進めていくと、いつの間にかロジカルに考えて正しい答えを導こうとするクセがついてしまいます。

問われた問題に対して正解とされる英語を、ひとつずつ順番に、しっかり考えてしまうようになるんです。

その弊害が、
頭で考えすぎて英語が口から出てこないという形で会話に現れてしまう。

つまり、学校教育によって身に付いた「よく考えて正しい答えを導き出す」という思考パターンが、英語が話せない原因になってしまうんです。

話せなくなるぐらいなら、思ったことを口に出せばいい

さて、これを克服するにはどうすればよいのでしょうか?

答えは簡単です。
思ったことを口に出してみましょう。

会話はテストとは違います。

大事なのは意思の疎通
カタコトでも言いたい事がきちんと伝わればいいんです。

ロジカルに考えて正しい解答を用意する必要はありません。

 

さきほどの例で言えば、
寝れなかったということ、そして昨日ゲームをしていたということが言えればOKです。

“No sleep”

“yesterday, I game”

極端に言うと、これでも大丈夫です。

文法や語順が間違っていようが、相手に伝えようとしていることが通じれば問題ありません。

それに、

こちらが意思を伝えようと努力すれば、たいてい相手は意思を汲み取ってくれます。

たとえばこんな風に。

“Oh! You mean, you didn’t sleep well last night because of TV game?”(おー、テレビゲームしてて昨日の夜あまり寝れなかったってこと?)

まずは話してみることが大事

これは何も
「適当な英語でも通じればいいじゃないか」ということではありません。

いろいろ考えすぎて話せなくなってしまうぐらいなら、まずは思ったことを口に出してみよう、ということです。

諦めなければ、ジェスチャーや単語を使いながらでも意思疎通はできます。

意思疎通ができれば、お互いに分かり合えて、会話が盛り上がります。

目の前に相手がいるのに、 考えすぎて黙ってしまうなんて勿体ない!

あまりロジカルに考えすぎず、思いついた単語や表現で、言葉を紡いでいきましょう。

2. 完璧を目指さない

誰だって言葉すべてを操っているわけじゃない。私だってそうだ。だから完璧である必要はない。

「完璧じゃないと英語を話せない」という思い込みが、消極的な姿勢を生んでしまっている。そのような状態で、英語を話してみようという気になるのは難しい。そして、英語は話さなければ、話せるようにならない。

 

彼の言うように
「英語が話せる=英語を完璧にマスターしている」というわけではありません。

みんな自分の知っている範囲、実力の範囲の英語をつかってコミュニケーションを図っているのです。

「完璧な英語じゃないと話せない」
という思い込みは、英会話の上達を妨げる原因になります。

間違いをおそれてしまうことで英語のアウトプット量が少なくなり、得られる学びが少なくなってしまうからです。

英語は実際にアウトプットして失敗することで、どんどん話せるようになっていくものです。

自分の英語レベルで話せばいい

どうしても完璧な英語を求めてしまうという人は、
「みんな自分の知ってる範囲で英語を話している」ということを忘れないようにしましょう。

そして完璧を求める代わりに、
今の英語レベルで話してもいいんだと考えるようにしましょう。

そうやって完璧主義を捨てて積極的になれれば、英会話力はどんどん向上していきます。

3. 発音を気にしすぎない

発音はそこまで大事じゃない。正しい発音なんてないのだから。中国には中国の、インドにはインドの、日本には日本の・・・それぞれの発音がある。

 

もしあなたが「発音が気になって英語がうまく話せない」と悩んでいるなら、気にする必要はありません。

これだけ多くの国で英語が話されていれば、国や地方によって特有の訛りやイントネーションがあるほうが自然です。

「これが正しい」という唯一の発音なんて存在しません。

ソフトバンク孫社長のプレゼンテーション動画を見てみましょう。

日本語訛りの発音で、堂々と話されているのが印象的ですよね。

聞き取りやすいハキハキとした言葉を使われています。

「日本人の発音を気にするのは日本人だけだ」という言葉もあるぐらいです。

英語の発音を気にしすぎて話せないという人は、もっとグローバルな視点で捉えて、日本人訛りの発音でもいいんだと思うようにしましょう。

(もちろん、話せるようになってきたら英語の発音を良くしていくことも大切だと思います)

※ここでいう発音とは、主に訛りのことを指しています。もちろん、hatとhot、passとpathのように、【正確な音の出し方をしないと伝わらない】英語はたくさんあります。

でも、たとえ正確な音の出し方を知らなくても、会話の流れやこちらのレベルから内容を推測してもらえますし、伝わらなければ言い方を変えることもできます。積極的に会話していきましょう。^^

4. ミスをおそれない

ミスをおそれなくていい。目的はコミュニケーションなのだから。

 

文法のミスや英語の言い間違いをおそれている自分に気づいたら、この言葉を常に思い出すようにしてください。

意識をコミュニケーションに集中させることで、英語が話しやすくなるはずです。

英会話で大切なのは「意思の疎通」

繰り返しになりますが、会話で大切なのは意思の疎通です。

自分の気持ちや意見を伝え、相手の気持ちや意見を受け止める。

そうやって会話のキャッチボールをすることで、会話が成り立ちます。

 

実は、ミスをおそれて正確にゆっくり話そうとするより、

ミスをおそれずに大胆に話したほうが、相手に英語が通じやすくなります。

ミスをおそれると正しい英語を話すことに気を取られてしまいますが、

ミスをおそれない気持ちを持つと、会話のキャッチボールに意識を集中できるからです。

 

英会話で大切なのは、ミスのない正確な英語より、通じる英語です。

受け取る側の感覚から言えば、
たとえ間違いだらけの英語でも、言いたいことが分かればなんの問題もありません。

ミスを恐れている自分に気づいたら、意識的にコミュニケーションに集中するようにしましょう。

5. 分からなくても気にしない

英語をしっかり習得するためにやるべきことは「慣れること」だけど、私たちには全ての言葉に慣れる時間などない。だから、相手の言っていることが分からなくても気にしなくていい。

英語を完璧にマスターすることはできない

どんなに頑張って勉強をしても、分からないことは常に出てきてしまいます。

それをどう捉えるか。

彼はこのことについて、
全てを理解しようとする必要はないし、そもそも私たちにそんな時間はないと言い切っていました。

確かに、

  • ネイティブでさえ知らない言葉があったり
  • 英語表現に流行り廃りがあったり
  • 地方独特のスラングがあったり

するなかで、全てを網羅しようとするのは現実的ではありませんよね。

分からないことを全て理解しようとすると、その量の多さに圧倒されて挫折してしまう可能性すらあります。

こう考えると、
分からないことを深追いしないというのも、英会話を上達させるうえで重要なことだと言えます。

分からない言葉や表現に出会うたびに落ち込んだり混乱していては身が持ちません。

ザックリ英語を理解して、分からなければ相手に聞く。

そうやって気楽に構えられるように意識していきましょう。

6. クリアに話す

大事なことはクリアに話すこと。クリアに話せていれば大丈夫。

英語の発音に酔わない

「3. 発音を気にしすぎない」でふれたソフトバンク孫社長の動画でも確認できますが、

いわゆる流暢なネイティブの発音(訛り)でなくても、ハキハキと分かりやすく話せば通用します。

残念なのが、ネイティブっぽい発音やスピードを目指すあまりモゴモゴとしゃべってしまうパターン。

これを私は「英語の発音に酔う」と表現して気をつけています。

相手が聞き取りやすいボリュームで滑舌よくハキハキと話すように意識しましょう。

7. 英語に慣れ、語彙を増やす

とにかく話す練習を続けて英語に慣れること。そしてボキャブラリーを増やしていくことが大事だ。

最後は、英会話を上達させるために具体的にしなければならないことについてです。

これについてはシンプルに、「英語に慣れる」「ボキャブラリーを増やす」ということが大切だと教わりました。

英語脳をつくる

英語でのコミュニケーションに慣れると、自然に英語が理解でき、話したいことを自然に英語にできるようになります。

これは何も難しい英語を聞き取れるようになり、どんな英語も話せるようになるということではありません。

英語特有の型やルールが身体に染みついてくる感覚です。

これは英語脳という発想に近い気がします。

私は研究者でもなんでもないので、あくまで経験上分かったことしか言えませんが、

英語でのやりとりを繰り返すうちに、特に意識せずに英語の受け答えが出来ることが増えていきました。

英語をそのまま解釈し、ダイレクトに英語で返すことが多くなっていったのです。

それに伴って応用力も高まり、習ったばかりの英語を即座に会話に取り込んで、実践で使うことができるようにもなっていきました。

知らない言葉は使えない

ただし、いくら英語でのやりとりに慣れたからといって、英語がペラペラになるわけではありません。

知らない言葉は聞き取れないし使えないからです。

そこで大切になるのがボキャブラリー。

いろんな話題でスムーズに話せるように、語彙をどんどん増やしていく必要があります。

もちろん知識として知っているだけでは使えないので、実践で使えるようにしていく必要があります。

つまり、積極的に会話で使って「話し慣れる」「聞き慣れる」ということが不可欠になるのです。

 

このように、

  • 英語に慣れる
  • ボキャブラリーを増やす

この二つに徹底的に取り組むことによって、英会話は上達していくのです。

 


いかがでしたか。

この記事で紹介した7つのコツは、私が実際に試してみてその効果を実感したものばかりです。

「自分にも当てはまるかも!」

と思った箇所があったら、何度も読み込んで、ぜひ行動にうつしてみてください。

きっとその効果を肌で実感していただけるはずです。

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