洋楽を使ってリスニング力を上げる具体的なやり方

女性がくつろぎながらヘッドフォンで音楽を聴いています。

楽しみながらリスニング力を上げたいなら洋楽の聞き取りがお勧め。

ただ聞き流すだけでなく、やり方を工夫することで、

驚くほど英語が聞き取れるようになるんです。

※2017/6/20更新

洋楽はリスニング学習に最適

あまり勉強に向いていないイメージがあるかもしれませんが、

実は洋楽の聞き取りはリスニング学習に適しています。

その理由は、曲によって多種多様な英語が使われているから。

様々な訛りやイントネーション、発音にふれることで、

幅広い音をキャッチできるように、耳がどんどん育っていきます。

実際に使われている英語は、学校で習うような

「正確で文法的に間違いのない英語」や「クリアで聞き取りやすい発音で話されている英語」ではない

ので、実践的なリスニング力を身につけるのに、洋楽の聞き取りはとても効果的なんです。

 

洋楽を使ったリスニング学習

洋楽は、ただ聞き流すだけでは効果はあまり期待できません。

この記事では、洋楽を徹底的に使い倒すリスニング学習法を紹介します。

【リスニングだけじゃなく、スピーキングの練習やボキャブラリーの習得にも洋楽を使いたい人は、こちらもチェック!⇒洋楽を使ったオンラインレッスンとは?

 

1. 曲を準備する

まず曲を用意します。

以下の4つの条件を満たすものを選ぶと、より学習効果が高まると思います。

学習効果を高める曲とは

1. 最近よく聴く
耳が慣れているのでリスニングの練習がはかどりやすく、学習に使った後も繰り返し聴く可能性が高いので、反復による学習効果が期待できます。

2. お気に入り
興味のない曲を使うと「勉強っぽく」なってしまいます。好きな曲のほうがモチベーションが高まりやすく、集中して聞き取りに臨めます。

3. 聞き取りやすい
最初は発音・発声がクリアで聞き取りやすいほうが勉強の教材として適しています。目安としては、歌詞を見なくても所々言っていることや意味が分かるぐらいが、自分のレベルに合っていると見なせるためベストです。

4. 歌詞が気になる
普段聴いていて「どうしてもこの部分の歌詞が気になる」という曲はありませんか。曲全体でもサビだけでもワンフレーズだけでも構いません。そういう曲を使うと疑問が解決したときに英語に対する理解がより深まるのでお勧めです。

 

英語学習にお勧めの洋楽

どうしても曲が選べない、良い曲が見つからないという人は、次に挙げる5曲の中から選んでみてください。

メッセージ性やストーリー性があり歌詞が印象的なので、

楽しみながら学んでいくのに適していると思います。

※好みのジャンルや曲のタイプ、英語レベルには個人差がありますので、気に入るものがなければ、インターネットで「英語 リスニング おすすめの曲」と検索して探してみることをお勧めします。

 

お勧めの洋楽5選

・Ed Sheeran
(エド・シーラン) 

1. Photograph

2. Thinking Out Loud

・Charlie Puth
(チャーリー・プース) 

3. We Don’t Talk Anymore

・Jess Glynne
(ジェス・グリン) 

4. Hold My Hand

5. Don’t Be So Hard On Yourself

 

2. 歌詞を見ずに聞く

最初は全く歌詞を見ずに聞き取りにチャレンジします。

曲の最初から、もしくは聞き取りたいところについて、まずはワンフレーズ聞いてみましょう。

聞き取れた場合
→次に進みます。

聞き取れなかった場合
→同じところを何度も聞きます。

繰り返し同じところを聴いていると次第に聞き取れるところが増えていくので、

だんだん意味を理解できるようになってきます。

 

歌詞の意味を想像する

このとき、たとえ聞き取れない単語があったとしても歌詞の意味を理解しようと意識するのがリスニング力を上げるポイントです。

分からない単語があると、どうしても答えを知りたくなってしまうものですが、

グッとこらえて耳を澄ますことでリスニング力が上がってきます。

聞き取れないところは2回3回4回と繰り返しリスニングにチャレンジしましょう。

自分が聞きとれる範囲内で意味を想像できるようになれば、

TOEICなどのリスニング問題や、実際の会話で使えるリスニング力が身につきますよ。

One More Thing!

ディクテーションに挑戦

学習効果をさらに高めたい人は、ディクテーションにも挑戦してみましょう。

ディクテーションとは耳で聞いた英語を単語レベルで全て書きとっていくトレーニングのこと。

ひとことも漏らさずに聴き取ろうとするため集中力が高まり、聴覚が活性化します。

ただし、単語ひとつひとつに集中すると、歌詞の意味に集中できなくなるので、

ディクテーションを始めるときは、まず歌詞を聞いて意味を想像してからにしましょう。

聞き取りにくいところだけディクテーションしてみるのも効果的ですよ。

 

3. 歌詞を調べて答え合わせ

「もうこれ以上は答えを見ないと分からない!」

そう思うところまで聞き取りに挑戦したら、答え合わせにうつります。

3-1. 歌詞を調べる

歌詞を調べるときはインターネットで「歌手名 曲名 lyric」と検索します。 ※lyric(リリック)とは歌詞のことです。

洋楽の歌詞がのっているサイトが検索結果に表示されるはずです。

または、azlyricsような歌詞検索サイトを使っても構いません。

 

3-2. 聞き直してみる

英語の歌詞を手に入れたら、さっそく答え合わせをしてみましょう。

どこまで聞き取れているでしょうか。

もしかしたら知らない単語は正しく聞き取れていないかもしれません。

また、a, the, and, that など意味上あまり強調されないところは音が小さく発音される傾向にあるので、聞き取れなかったかもしれませんね。

英語の歌詞を確認したら、今度は歌詞を見ながら曲を聴いてみましょう。

そうすることで、英語独特の発音やリズムに気づくことができます。

※英語にはリエゾンやリダクションなど、発音のルールが存在します。例えば “Let it go” が「レット イット ゴー」ではなく「レリゴー」になるなど、単語のつながりによって音が変化したりするのです。ここでは深く取り上げませんが、気になる人はキーワード検索「リエゾン ルール」「リダクションとは」で調べてみましょう。

 

3-3. 単語の意味を調べる

歌詞の中に分からない単語や表現があったら、意味や使い方を調べておきましょう。

そうすることで、聞き取れる単語の種類や量を増やすことができます。

キーワード検索で調べてみる(例)

  • 「sweap 英訳」
  • 「won’t 例文」
  • 「broke bones 意味」
  • 「ain’t 使い方」

もちろん以下のようなWEB辞書を活用してもいいと思います。

インターネット英語辞書「Weblio」

 

4. 歌詞の意味を理解する

英語の歌詞をチェックした後は、日本語訳も調べるようにしましょう。

そうすることで、より正確な英語の使われ方や歌詞の意味を知ることができます。

また、正しい訳し方を学ぶことで、和訳スキルを高めることができます。

和訳が上手くなれば、聞き取った英語を理解するのも上手くなりますよ。

 

複数の和訳を参考にする

洋楽の日本語訳を調べたいときは、インターネットで「歌手名 曲名 歌詞」「歌手名 曲名 和訳」と検索し、歌詞が載っているサイトを参考にします。

洋楽の解釈は人によって大きく変わることもあるので、

日本語の歌詞を確認するときは、なるべく複数の和訳を参考にしましょう。

日本語訳を掲載しているブログやサイトの中には、その曲がつくられた背景やアーティストのインタビューを載せているものもあります。

そういった情報も参考にするとよいでしょう。

One More Thing!

英語の解説を参考にする

洋楽には、

解釈を敢えて聞き手に委ねている曲や、漠然とした内容のため解釈次第で大きく意味が変わってしまう曲があります。

※邦楽にも言えることですが

そのため、英語話者による歌詞の解説を読んだほうが、正確に歌詞の意味を理解できるケースがあります。(以下)

⇒歌詞解説サイト「LYRICS MODE」

⇒歌詞解説サイト「GENIUS」

英語の勉強にもなるので、せっかくなら積極的に活用したほうがいいですよ。

使い方
サイト内にある検索窓に曲名を入れて歌詞を検索します。曲やフレーズによっては解説がないこともあります。どちらか一方に載っていない場合は、もう一方のサイトをチェックしてみてください。

これらのサイトは、洋楽の歌詞について自分の意見や解釈を書き込める掲示板のようなものです。

英語話者のほうが洋楽の解釈に長けていると感じることも多く、とても参考になりますよ。

特にお勧めなのはGENIUS

曲や歌詞によっては、曲ができた背景や歌詞の意味、もともとは違う歌詞だったなどの深い情報が歌手本人の口から語られていることもあり、洋楽について豊富な知識を得ることができます。

 

5. 復習で耳を慣らす

勉強に使った曲は、何度も好きなときに聞くようにしましょう。

そうすることで、英語の音やリズムに耳を慣らすことができます。

また、洋楽学習ノートをつくり、歌詞やボキャブラリーをまとめておくのも効果的です。

自分なりに工夫して、洋楽リスニング学習を楽しみましょう!

 

↓洋楽が好きで好きでたまらない人はこちらもチェック!↓

洋楽を使ってオンラインレッスンを受ける方法

 

 

One More Thing!

洋楽リスニングゲームに挑戦

lyricstrainingでリスニングゲームをしている画面のキャプチャーです

⇒Youtube動画でリスニング学習できるサイト「Lyrics training」

「Lyrics training」(リリックス トレーニング)は、Youtubeにある洋楽を穴埋め問題にして出題してくれるサイトです。

※Youtubeにあがっている動画のうち個人があげたものは対応していないようです。また、全ての洋楽に対応しているわけではなさそうです。この記事で紹介したお勧めの洋楽5曲には対応しています。

パソコンはもちろんのこと、スマートフォンでも利用できます。

遊び方

ページ内の検索窓で曲名を検索して曲を選んだら、ゲームのレベルを選択してスタートします。

ゲーム中は動画が表示され、カラオケのように字幕が流れていきますので、

字幕で穴が空いているところを英語で埋めていきましょう。

同じところを何度も再生したり、分からないところをスキップしたりもでき、

制限時間内に正解すれば得点が上がるという仕組みです。

↓解説記事はこちら↓
暇つぶしで英語が上達。好きな洋楽がリスニングゲームに!

 

ただし、リスニング力をしっかり鍛えたい人は、初めからこのゲームを使わず、復習に使ったほうがいいかもしれません。

穴埋め問題の特性上、英語の歌詞の大部分が見えてしまうため、あまりリスニングの勉強にならないからです。

また、上級コースにすれば全文穴埋めにすることも出来ますが、

いちいち音楽をストップして調べものをしていてはゲームが楽しめず、学習効果も半減してしまいます。

復習として使えば、意味を調べる必要もないので、歌詞の聞き取りだけに意識を集中できて学習効果が高まります。

初心者でも直感的に操作できるようになっているので、

気になる人は一度試してみてはいかがでしょうか。

Lyrics training