英会話は発音から勉強しよう!英語の発音を鍛える必要性と効果とは

外国人女性がほおづえをついてこちらを見ながら、にっこりと笑っています。

英会話の勉強をこれから始めるなら、一番最初におさえておきたいのが発音です。

なぜなら、

会話というのは「音をつかったコミュニケーション」であるため、

単語や文法、フレーズなどを学ぶのに、発音の知識が必ず必要になるからです。

英語の発音を鍛える必要性

外国人女性が笑顔で何か話しているところです

英会話を学ぶにあたって、覚えておきたい大切なことがあります。

それは、

学んだ英語は聞き取れるように、そして発音できるようにしておく必要がある

ということです。

学習の目的はあくまで英語で会話できるようになることであり、試験で点数をとることではないので、

知識だけ持っていても、会話で使えなければ意味がありません。

例えば、

いくら単語の知識が豊富でも、耳で正確に聞き取れないと、相手の言っていることが分かりませんし、

文法を学んで英語の文章がつくれるようになっても、正確に発音できなければ、相手は意味を理解できずに困ってしまいますよね。

そこで、発音の知識が必要になります。

正しい発音の知識があれば、単語や文法を勉強するときに正確な発音で学ぶことができるので、会話で通用する英語力を着実に身につけられるからです。

 

日本語と英語では発音が違う

一方、発音の知識がないと、耳で聞こえる英語をなんとなくモノマネして学ぶしかなく、正確な発音が身につかないまま学習を進めることになってしまいます。

なぜなら、

日本語と英語では話すときに使っている音やその出し方が全く違う

からです。

モノマネ英語でもなんとかなると思うかもしれませんが、

どんなにそれっぽく聞こえるように発音しても、実は正確な発音になっていないというケースがたくさんあります。

↓聞き分け、出し分けできますか?↓

紛らわしい母音の発音

引用: Ecom英語ネット – English lessons

音の出し方を知らなければ、
正しい発音で話せないだけでなく、その英語を正確に聞き取ることもできません。

その結果、

せっかく学んだ単語や文法、フレーズの知識が会話で生かせずに悔しい思いをすることになってしまいます。

そうならないように、初めにきちんと時間をとって、発音をしっかり学んでおく必要があるんです。

 

発音は全ての基礎になる

発音を理解しないまま学習を進めるというのは、地盤をしっかり固めずに家を建てるようなものだと言えるかもしれません。

長い時間をかけてどんなに立派な家を建てても地盤がしっかりしていないと、

その機能を果たすどころか、ちょっとした振動で簡単に傾いてしまいますよね。

「英語の発音に自信があったけど、外国に行ってみたらサッパリ通じなかった…」

という体験談をたまに耳にしますが、

正確な発音を学ぶことがいかに大事かを示す、いい例だと言えるのではないでしょうか。

時間をかけて勉強したことが無駄にならないように、まずは発音をきちんと学習するところから始めましょう。

※もちろんモノマネ英語でも通じるケースはたくさんあります。まず、モノマネ英語がとても上手な場合(笑)。耳で聞いただけで舌や口の動かし方を本物そっくりに真似できれば、通じることが多くなります。そして、聞き手が、文脈や流れ、表情などを頼りに理解してくれるケース。あと、聞き返したり言い直したりすることで不正確な発音をカバーすることもできますよね。

 

英語の発音を鍛える5つの効果

テーブルの上にコーヒーと白紙のノートが置いてあります。

英語の発音を学ぶと、具体的にどのような効果があるのでしょうか。

主なものを5つ紹介したいと思います。

 

1. 聞き取れる英語が増える

発音を学習する前と後では、一度に聞き取れる英語の量がまるで違います。

これは、正確な発音を聞き分けたり出し分けたりする練習をしたことで、耳が正確な音をキャッチできるようになるためです。

また、英語独特の音のつながりや消失、リズムやアクセント、イントネーションの変化などにもストレスなくついていけるようになります。

海外ドラマを観るのが好きな人は、登場人物の早いセリフに字幕なしでついていけるようになるので、英語の世界が一変したように感じるかもしれません^^

 

2. 英語が滑らかに読める

発音がわかると英語の文をスムーズに読めるようになります。

なぜなら、英語の文章を自分で解読し、正確な音で再現できるようになるからです。

例えば “What are you waiting for?” という文章。

これは「あなたは何を待っているの?」という意味になるんですが、

読み方を確認すると、

  • What(ワット)
  • are(アー)
  • you(ユー)
  • waiting(ウェイティング)
  • for(フォー)

⇒ ワット アーユー ウェイティング フォー

となります。

ところが実際のネイティブスピードでは、この通りには聞こえません。

↓実際に聞いてみましょう↓

“What are you waiting for?” ※10秒~

引用: ECPI University

いかがですか。

ワットアーユーウェイティングフォー

ではなく、

ワラユウェイティンフォー?

と聞こえませんでしたか?

実は話すスピードが速くてそう聞こえるのではなく、ネイティブは実際にそのように言ってるんです。

※このコマーシャルでは、” What are you waiting for?” を、「あなたは何を迷っているの?(行かない理由はないでしょ?)」という意味でつかっています。

発音を理解していれば、なぜそういう発音になるかがすぐに分かります。

単語ひとつずつの正しい発音に加え、単語がつながったときにどういう発音になるのかを知っているからです。

そして、ネイティブの発音を再現し、練習を通して滑らかに読めるところまで自力で到達することが出来ます。

ところが、発音の知識をもっていないと、「ワットアーユーウェイティングフォー」をどれだけ速く発音しても、「ワラユウェイティンフォー」にならないので、混乱してしまいます。

正しい発音を解読できなければ、英語の文章を滑らかに読めないのは、言うまでもありません。

※英語は単語がどんどんつながっていく言語です。ここでは説明を割愛しますが、このつながる現象を「リエゾン」や「リンキング」と呼び、発音の学習で学びます。

 

3. 気づきや学びが増える

発音について学ぶと、発音に関して様々なアンテナが立つようになります。

すると、ただ漠然とリスニングやスピーキングの練習をしていたのが、

新しい発音のルールを発見したり、例外的な音の変化に気づいたりしながら、能動的に調べものをし、そこから新しい知識を得ようとするようになります。

例えば、”extraordinary” という新しい単語に出合ったとしましょう。

これは「余分な」という意味の “extra” (エクストゥラ)と、「普通」という意味の “ordinary“(オーディネリィ)がくっついたもので、

extra“「余分な」+ “ordinary“「普通」
= “extraordinary” 「普通じゃない、異常な、素晴らしい」

という意味の単語です。

ところがこれを

「エクストゥラ」+「オーディネリー」=「エクストゥラオーディネリー」

とは発音しません。

↓聞いてみましょう↓

“extraordinary” の発音

引用: Emma Saying

発音について敏感になっていると、この単語を聞いた時に一瞬「ん?」と変な感じがするはず。

「エクストゥラオーディネリー」と発音すると、アクセントやリズムが自然にならない感じがするからです。

そして発音記号を確認して正しい発音を突きとめ、何度か練習して、お手本と同じリズムやアクセントで言えるようにしておくことでしょう。

正しい発音は、「イクストォローディネリィ」となります。

extraordinaryの発音記号

“extraordinary” の発音 ※再掲

引用: Emma Saying

さらに、正確な発音を知っていると、自分の発音レベルを客観的に評価できるようになるので、

より良い発音になるように口を大きく動かしたり、鏡を見ながら発音したり、録音してネイティブのお手本との差を明らかにしようとしたりと、

好奇心や向上心の赴くままに、自然に努力ができるようになっていきます。

その結果、やればやるほど綺麗に、そして滑らかに文章を読めるようになり、満足感や達成感を覚え、ますます発音に磨きがかかっていくようになっていきます。

 

4. 記憶効率が上がる

正しい発音を理解していると、新しい単語やフレーズを学んだとき、目でみるだけでなく、口と耳をつかって覚えることができます。

その結果、正しい発音を知らない場合に比べて、学んだことを覚えやすく、長く記憶しておけるようになります。

さきほどの “extraordinary” がいい例ですね。

少し長い単語ですが、発音できる人であれば、何度か発音して書いてみるだけで、音の響きと意味、綴りをセットで記憶することができるため、そこまで覚えるのに苦労しないと思います。

でも発音できない人にとって “extraordinary” を覚えるのは結構大変です。

まず、発音できないと、綴りを覚えるためにアルファベット13文字の順番を覚えないといけなくなります。

「エクストラ」「オーディナリー」という読み方で覚えても、「エクス」はローマ字にすると “ekusu” となりますし、”x” (エックス)にも似ているため、

いざ書こうとすると、

「ekusu? x? …tora…oudinari…?」

という具合に、正しい綴りにならないからです。

そのためノートに何度も書くなどして、つづりを間違えないように記憶する作業が必要になります。

さらに、綴りを覚えても正しい発音ができないので、「発音が苦手な単語」というイメージが残ってしまいます。

なんとなくしっくりこないまま発音を繰り返しても、耳や口がうまく覚えてくれませんので、記憶に定着しにくくなるでしょう。

ちなみに発音が分かれば、ほんの数回読むだけで記憶に定着することもめずらしくありません。2、3回読んだだけなのに、会話の途中でスルッと単語やフレーズがでてきてビックリしたことが、私には何度もあります。

 

5. モチベーションが上がる

最後の効果はモチベーションの持続・向上です。

これは、これまでお伝えしてきた4つの効果によりもたらされます。

英語が聞き取れたりスムーズに読めたり、記憶・再現しやすくなったり気づきや学びが増えることで、

英会話の学習に手応えを感じ、モチベーションを高く維持できるようになります。

発音が正確になることで、英語を話すことに躊躇しなくなり、自信がもてるようになるので、

「もっと話してみたい!」
「もっと新しいことを学んでみたい!」

というふうに英語に対する好奇心が芽生え、積極的な姿勢で学習を続けていけるようになるでしょう。