寝る前の時間に勉強して、効率的に英語を習得する方法

どんなに忙しい人でも、
夜寝る前の20分~30分ぐらいは確保できますよね。
まずはその時間を使って英語学習の習慣をつくってみませんか。
※2019/11/30:更新
目次
寝る前に英語を勉強しよう
前回の記事では、朝の時間を有効活用する方法を紹介しましたが、
今回紹介するのは、夜寝る前の時間を活用する勉強法。
夜型の人や朝起きるのがどうしても難しい人にお勧めです。
朝と夜、どちらが適しているかは、嗜好やライフスタイルなどによって変わるので、
興味のある人は一度、それぞれの内容を比較してみてください。
寝る前に勉強するメリット
夕食や子供の寝かしつけ、明日の準備、お風呂などを済ませて…
やっと訪れるのが「寝る前」の時間。
もう後は寝るだけなので、好きな音楽を聞いたり動画を観たりと比較的好きなように過ごせる至福のひと時です。
さて、そんな時間に英語を学習する場合、どのような利点があるのでしょうか。
ここでは主なメリットを4つ紹介します。
寝る前学習4つのメリット
1. 勉強時間を確保しやすい
ベッドや布団に入る少し前に勉強をするだけなので勉強時間が確保しやすい。これが朝学習だと、寝坊して勉強出来ないことがあったり、日中や夜の学習だと、残業などで勉強時間が確保できないことがあったりするが、寝る前だとそのような心配はない。
2. 勉強の邪魔が入らない
その日1日のやることが全て終わっているので、勉強の邪魔が入りにくい。夜は周りも静かなので勉強に集中しやすい。
3. リラックスして取り組める
学業や家事、仕事から解放されることでリラックスした精神状態で勉強に取り組める。※思い悩んでいることがあったり肉体的な疲れが溜まっているときを除く
4. 記憶・学習効率が良い
記憶や考えなどは寝ている間に整理されると言われている。そのため、寝る前に勉強したことは定着しやすく、学習効率の向上が期待できる。
このように寝る前の時間をうまく活用すれば、英語の勉強を効率的に進めることができ、
無理なく学習習慣を身につけることも可能になります。
寝る前に勉強する時の注意点
寝る前の時間を活用した勉強には、注意しなければならないこともあります。
それは主に次の3つです。
寝る前学習3つの注意点
1. 勉強が無理なときもある
過度な残業で勉強どころではない、恋人と過ごしている、飲み会で酔っぱらった、思い悩んでいることがあるなど、勉強ができないケースもある。
2. 1日の疲れが溜まっている
お風呂やアロマテラピーなどの工夫でリラックスすることは出来るが、1日の終わりは疲労が溜まっているもの。身体がだるくて勉強する気が起きないこともある。
3. 睡眠の質に影響する
寝る前の過ごし方は、睡眠にダイレクトに影響する。過度な刺激やストレスを与えてしまうと寝つきが悪くなり、翌日に悪影響を及ぼす可能性がある。
大切なのは、勉強を着実に続けるために、これらの注意点を考慮した学習計画を立てることです。
無理は禁物
寝る前の時間は、1日の疲れをとって翌日に備える大切な時間です。
そのことを考慮せず無茶な勉強をしてしまうと、疲れをとるどころか逆に疲れを溜めてしまいます。
寝不足になったり、ストレスが溜まって仕事が手につかなかったりしては本末転倒です。
無理をしすぎないように十分気をつけましょう。
寝る前に効率よく勉強するコツ
ここから先は、寝る前に効率よく勉強するコツを4つ紹介したいと思います。
過度にストレスを溜めずに勉強を継続できるかどうかが大切なポイントです。
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 事前に準備をしておく
1つ目のコツは、すぐに学習を開始できるように、テキストなどを準備しておくということです。
たとえば、その日に学習する内容が既に決まっていて、枕元に学習セットが置いてあれば、
多少疲れていて気分がのらなくても「何も考えずにページを開いてサクっと30分だけ勉強して寝る」といったような行動を起こしやすいですよね。
でも逆に、
寝る前になってから勉強する内容を決めたり、テキストとノートを用意するところから始めたりすると、
勉強を始めるのが面倒になりサボってしまう可能性が高くなります。
事前準備3つのポイント
- 夕食やお風呂の時間などを利用して、だいたい何時ぐらいからどのくらい勉強できそうかをイメージし、必ず勉強しようと意識する。
- 学習内容をおおまかにイメージしておき、ペンや教材、ノートなど必要なものを用意しておく。
- 余裕があるときは、学習する内容にざっと目を通しておき、具体的な学習イメージをもっておく。
このように、テキストなどの物理的な準備はもちろんのこと、
事前に精神的な準備をしておくのも重要なポイントです。
そうすることで、万が一寝る前になって意欲が下がったとしても、
と、自分を勉強に向かわせやすくなるからです。
2. 短時間で完結する内容
次に大切なのが、勉強内容を短時間で完結するように設計しておくということ。
目安は15分~30分。
これは、疲れていたりして勉強時間が十分にとれないケースに備えるためです。
15分で終わる内容なら、疲れていても取り組みやすいし、
どんなに忙しくても、時間の使い方を工夫すれば勉強時間を捻出できます。
これが1時間の勉強時間となると、精神的にも物理的にも勉強する余裕がなくなっていき、
学習を継続することが難しくなっていく可能性が高くなるでしょう。
3. 手軽で楽しめるもの
1日が終わってこれから寝ようというときに、楽しくない勉強をしたいとは思いませんよね。
手軽で楽しめる勉強をするというのが3つ目のコツです。
勉強を楽しむ3つのポイント
1. 興味をもてる勉強に絞る
たとえば試験に出るからといって興味のない内容を勉強するのは避ける。朝や日中なら頭も冴えていてはかどるが、寝る前の疲れているときに取り組んでも非効率で勉強が嫌になるだけ。
2. 理解できる教材を選ぶ
自分のレベルに合っていないものや解説が分かりにくいもの、難しくて深く考え込まないといけないものは避けること。ストレスが溜まってしまい睡眠に悪影響を与えてしまうため。
3. 疲れないように勉強する
延々と単語を覚える作業をする、難しい英語のニュース記事とにらめっこする、時間を計って模擬テストを実施するなど疲労が溜まるような勉強の仕方は避ける。
楽しみながら勉強ができれば、ストレスを抱えずに済むだけでなく、
勉強に取り組みやすくなるので学習が長続きします。
4. 机に座って勉強する
4つ目のコツは、机に座って正しい姿勢で勉強するということです。
これは意外と見落としがちなので注意してください。
寝る前に勉強するとき、ベッドの上で寝転がりながら学習したり、ソファにもたれかかりながら勉強をしてしまいがちですが、絶対にやめたほうがいいです。
確実に眠くなりますので。笑
楽な姿勢に流れないように気をつける
寝る前は身体が疲れているので、どうしてもリラックスしようという方向に意識が向いてしまいます。
その結果、楽な姿勢で勉強をしてしまいがちです。
食事やお風呂などが終わり、あとは寝るだけという状態をイメージしてください。
ゆっくり楽な姿勢で勉強したくなりますよね。
でも、学習効率を上げるためには、寝ころびたくなる気持ちをグッとこらえて机に座ることが重要です。
そうしなければ眠気をおさえることができず、勉強に集中できなくなるからです。
お勧めの教材やアプリ、勉強法
ここからは、寝る前の勉強にお勧めの教材やアプリ、勉強法を6つ紹介します。
既に紹介した注意点や勉強のコツを参考にしながら、自分に合った勉強法をつくっていってください。
1. 英語日記を書く
関連記事: 英語日記の書き方
2. NHKラジオ講座
3. アプリ『デュオリンゴ』
ただ、詳細な解説がないので深く学習したい人には少し物足りないかも。英語のセンスやリズム、文構造などに感覚的に慣れたい人には効果を発揮します。
関連記事: デュオリンゴは英語学習のやり直しに最適!
(アプリの操作画面や使い方など)
4. 究極の英語リスニング
難しい単語のせいでリスニングがはかどらないということもなく、音声のスピードも章が進むにしたがって少しずつ上がっていくので無理なくリスニング力を高めていくことが可能です。
関連記事: 究極の英語リスニングで精聴トレーニング
5. 洋楽を使った勉強
関連記事: 洋楽を使ってリスニング力を上げる具体的なやり方
6. オンライン英会話