英語学習を長続きさせる秘訣ー「したい」と「しなければ」

英語学習を長続きさせるコツは、内容をうまく工夫することです。
マンネリしないように、学習に変化をつけていきましょう。
※2017/6/9更新
英語学習を長続きさせるには
とあるマーケティングの本に、次のようなことが書いてありました。
人は、「買い物に行く」のは好きだが、実際に「買い物をする」のは好きではない 。買い物に出かけること自体にはワクワクするが、買い物をすること自体は面倒だと思っている 。
人にものを売りたいときは、ウォンツ(買い物に行く=買い物をしたいという気持ち)とニーズ(買い物をしなければならないという気持ち)を同時に刺激することが重要である。そうすれば人は「買わずにはいられなくなる」
これを読んだとき私は、
「英語学習でも同じことが言えるなぁ」
と思いました。
- ウォンツ(したい)
- ニーズ(しなければ)
という2つの気持ちをうまく組み合わせれば、
「英語を勉強せずにはいられなくなる」状況をつくだすことができます。
具体的に説明しますね。
学習を長続きさせる工夫
英語を勉強するとき、
私は普段から、
「~したい」という気持ちと、「~しなければ」という必要性をミックスしています。
そうすることで、英語の勉強を長続きさせることができるからです。
例えば、語彙を増やさなければならないとき。
机に座って単語帳とにらめっこする代わりに、
関連するテーマを扱っている動画を探して、そこから単語を拾っていきます。
料理関係の語彙を増やすなら、
英語の料理番組をYoutubeから探して、楽しみながら単語を拾っていきます。
例えばこんな動画↓
(3:56~料理が始まります)
こうすれば、
- 手軽に楽しみながら単語学習ができる
- ストーリーや映像と単語が関連付けられるので、記憶に残りやすくなる
- リスニングの練習にもなる
ので、一石三鳥ですよね。
「語彙を増やさなければ」という必要性だけで勉強していても長続きしないので、
「動画で楽しく勉強したい」という欲求を組み合わせているわけです。
もしあなたが、受験や資格試験のために単語帳をマスターしないといけないのなら、
紙に覚えたい単語をリスト化して、トイレや洗面所などに貼ってみてはどうでしょう。
トイレ中、歯磨きしてる間、朝ごはんをつくっている間などに、
何度も眺めて声に出すだけで、記憶に残っていくはずです。
いちいち机に座らなくても、日常的に行っていることの延長に単語学習があるので、
普通に過ごしているだけで、どんどん単語が記憶できます。
「試験に出る単語をマスターしなければ」と「楽して手軽に覚えたい」をミックスしているわけですね。
出来るだけ柔軟に考える
ポイントは柔軟に考えること。
どんな些細なことでもいいので、
「これならできる!」と思えるアイディアを出してみましょう。
例えば、1日6時間勉強しなければならない状況であれば
「~したい」という気持ちに注目して、
- 勉強場所を好きなところに変えてみる
- 好きな音楽を流してみる
- 好きな服を着てみる
- 好きな飲み物や食べ物を用意してみる
- 学習仲間をつくり、学習記録を公開し合ってみる
- 思い切って家庭教師を雇ってみる(良い教師にめぐりあえば、英語学習が好きになるかも)
というふうに発想してみる。
これは「~しなければ」に「~したい」をくっつけるパターンですね。
逆に、
どうしても気になる海外ドラマがあって、それを学習に使いたいなら、
オンライン英会話に申し込んで、強制的に週に1回英語を話すようにしてみる。
これは「~したい」に「~しなければ」をくっつけるパターンです。
このように、柔軟に学習内容を工夫することが大切です。
教材を乗り換えるのも有効
ちなみに私がよくやっているのは、
教材を乗り換えることで「~したい」と「~しなければ」を両立させること。
教材を買うときはやる気満々だったのに、
しばらく勉強していると飽きてしまった、ということはありませんか?
こうなってしまうと、英語の学習を続けるのが苦痛になってしまいますよね。
こんなときは思い切って教材を乗り換えることにしています。
同じ目的で作られている教材は、この時代いくらでもあるので・・・
例えば、
文法の基礎を固めるという目的でつくられている本を探してみてください。
少し大きめの本屋にいけば何冊も見つかるはずです。
そもそも、同じテキストを続けるのが難しくなってきた原因には、
- 自分のレベルに合ってない
- 最初は面白かったけど、内容が同じことの繰り返しで飽きてきた
- 最近目的が変わったから、内容がそぐわなくなってきた
などの理由もあるはずなんです。
自分を取り巻く状況やレベル、モチベーションが変化したら、教材を変えてもいいと思います。
これを機に棚卸するのも、学習を続けるためには有効です。
英語の学習は長期にわたって続くことですので、常に工夫をしながら道中楽しみたいものです。
オリンピック選手のインタビューやドキュメンタリーを見ていても、
「ハードな練習をいかに楽しむか」
というテーマは繰り返し登場していました。
興味とやる気が持続するように、学習内容を常にブラッシュアップしていきましょう。