何から始めたらいい?英語をやり直したい人におすすめの勉強法

悩んでいる女性の写真です

英語の勉強は、場当たり的に始めても長続きしないもの。

いざ決心して始めてみても、「うまく軌道にのらなくて勉強しなくなってしまった・・・」なんてこと、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、せっかく始めた勉強が無駄になってしまわないように、たくさんある勉強法の中から、やり直し学習にお勧めのものを詳しく紹介したいと思います。

英語のやり直しにおすすめの勉強法

英単語カードと英語がびっしり書かれたノートがうつっています

最近では、スマートフォンアプリを使っていつでもどこでも勉強できたり、オンライン英会話を使って自宅でマンツーマンレッスンを受けることができたりと、

英語の勉強法もどんどん進化して便利になってきていますよね。

英語を勉強したい人がそれだけ多いということなんでしょう。

あの印象的なダイエットCMで有名なライザップも、ライザップイングリッシュというスクールをつくったりしています。

 

いろんな方法があるのはいいんですが、選択肢が多くて何から始めていいか分からなくなる人も多いのではないでしょうか。

一体どんな勉強法が「やり直し学習」に向いているのでしょう??

 

「文法テキスト」から始めるのが正解

結論から言うと、

実はやり直し学習に適しているのは「文法テキスト」を使った学習です。

「なんだそんなことか・・・」

と思われるかもしれませんが、とても大事なこと。

ここを理解していないと、
あれこれ色んな教材や方法を試して、結局長続きしないということになりがちだからです。

 

文法テキストをおすすめする理由

世の中に溢れている「3ヶ月で英語が話せる!」「聞き流すだけで口から英語が出てくる」というような謳い文句の教材に比べて、

文法テキストは一見地味で味気ないように思えます。

 

でも、それでいいんです。

 

やり直し学習に必要なのは基礎をしっかり固めること。

文法をこつこつマイペースに学んでいくという学習が欠かせないからです。

文法の基礎をまとめた文法テキストは確かに地味ですが、地味だからといって効果がないというわけではありません。

むしろ、文法は絶対に学んでおかなければならないもの。

いきなり英会話にトライしたり、フレーズを覚えたり、単語を覚えたりしても、英語を構成するベースとなる文法を理解していないと、

スピーキングであれライティングであれ、リスニングであれリーディングであれ、英語力は思ったように伸びていきません。

※補足:英語を常に使う環境、例えば海外で生活している場合などは除きます。というのも、英語をたくさん聞いてたくさん話すということを大量に繰り返すと、「分かる・分からない」「通じる・通じない」というトライ&エラーをたくさん経験することができ、文法をしっかり理解しなくても自然と英語の構造が理解できるようになっていくからです。

 

文法テキストは千差万別。どう選ぶ?

図書館の本棚のイメージです

ひとことで「文法テキスト」と言っても、いろいろなものがありますよね。

本屋に行ってみれば分かりますが、文法コーナーの広いこと広いこと。。

選ぶ基準を決めておかないと、結構迷います。~ ~;

で、結局分かりやすそうなものを選ぶことになりますが、そのテキストが本当にいいのかどうかは、実際に使ってみないと分からなかったりします・・・。

また、数が多いだけでなく、中身も本によって様々。

どの出版社も工夫に工夫を重ねて、差別化を意識しながら内容を作り込んでいるからです。

 

文法テキストを選ぶ基準

やり直し学習のために文法テキストを選ぶときは、以下の4項目にあてはまるものを選ぶのがお勧めです。

文法テキストを選ぶ4つの基準

  1. 中学生レベルの文法
  2. 基礎から順番に学べる
  3. 解説が詳しくて分かりやすい
  4. 練習問題が豊富

ひとつずつ大事なポイントを解説しますね。

 

1. 中学生レベルの文法

まずは取り組む範囲ですが、「英語を学ぶうえで必要となる基礎がひと通り学べる」という理由で、中学生レベルの文法テキストをお勧めします。

中1~中3までの範囲をカバーすることで、英語の文構造、時制や比較表現などを始めとする頻出の表現などについて網羅的に学べるので、

英検やTOEICといった資格試験、日常会話、トラベル英会話などの次のステップに進んだときに、学習につまずきにくく、学習効率も高くなるからです。

文法を部分的にしか学習できていないと、上記のような学習を進める途中で文法上の疑問に頻繁に出くわすことになるので、

テンポよく勉強を進めることができないことでフラストレーションが溜まり、勉強を続けることを苦痛に感じやすくなります。

 

2. 基礎から順番に学べる

次に見落としがちなポイントとして、「中1から順番に学べるものを選ぶ」というものが挙げられます。

実は中学校で学ぶ文法のカリキュラムは、ついていけない人が出ないように易しいところから段階的に学べるようによく考えられています。

中学生の家庭教師をしているとき、教科書を見るたびに「本当によくできているなぁ」と感心したものです。^^

(もちろん、だからといって全員が英語をできるようになるわけではなく、先生の教え方や興味・関心の個人差もかなり影響しているわけですが…)

もちろん英語が得意だった人も、易しいところから段階的に勉強することで、学んだことを頭の中で整理しやすいと思います。

 

逆にお勧めしないのが、独自のノウハウやメソッドを元に中学英文法について解説している「ノウハウ系テキスト本」

こういう本は大抵、独自の観点で文法ルールを優先順位づけしています。

私も使ったことがあるのですが、忘れているように思えても、中学校で習った文法のことは意外と覚えていたりするので、中学校で習った順番とは違う順番で説明されていると混乱します。

しかも独自の観点で解説されていて、中学校で習ったこととは違うことが書かれていたりもします。「中学校で〇〇と習ったと思いますが、忘れましょう!」とか書かれていたり・・・混乱しますよね。汗

 

3. 解説が詳しくて分かりやすい

3つ目「解説が詳しくて分かりやすい」というのも大事な観点です。

特に「自分のレベルに合った解説になっているか」という点に注目するようにしてください。

テキストの中には「これぐらい分かるでしょ」という感じで、英語が苦手な人や基礎から学びたい人に配慮されていないものもあるので注意が必要です。

これは3年間分の内容を1冊にした本に多い気がします。

中1、中2、中3と学年別に3冊買うよりも、3年分が1冊になっている方がお得感が増すうえに、コンパクトにまとめられている方が手軽に取り組めるように感じますよね。

出版社もそれが分かっているので、そういう本がよく出ているのですが、

コンパクトにするために解説を省いたり要点だけをまとめたりしているものも多いことに気をつけてください。

1冊の方が確かにお金を節約できますが、

不親切なテキストに我慢して付き合うより、丁寧に書かれた分かりやすいテキストを使うほうが学習効果が高く、長い目でみて得をします。

 

4. 練習問題が豊富

最後の観点は、「練習問題が豊富」というもの。

具体的には、文法解説を読んで理解したあと、問題を解きながら知識の定着をはかれるようなテキストを選ぶということです。

練習問題は多ければ多いほど良いと思います。

穴埋め、選択、英作文など、様々な観点から出題される問題を解くことで、文法について深いレベルで理解できるようになるからです。

特に英作文がついているものがお勧めです。

英語を一から組み立てる練習を通して、実践でつかえる文法力が養われるからです。

逆にお勧めしないのは練習問題がチョロっとしかないもの。

そういうテキストは、ポイントを絞った簡単な問題しか用意していないことが多いので、

理解できていなくても分かった気になりやすく、会話などで英語の文をいざ組み立てようとしたときに困ることになります。

(これもコンパクト本に多いパターンですね…)

 

英文法の勉強を継続するコツ・工夫

英文法は、中学生で習う範囲をコツコツ勉強していくことが大事なので、単調な学習になって退屈に感じたり、挫折してしまったりするリスクがあります。

そこで最後に、「どのように勉強すれば文法の勉強を長続きさせられるのか」について具体的な方法をシェアしておきたいと思います。

 

1.レベルに合ったところから

真面目な人がやりがちな勉強の仕方なんですが、「文法のテキストを最初から順番にやっていく」というのはお勧めしません。

新しくテキストを買ったりすると、心理的に1ページ目から手をつけたくなるかもしれませんが、ここはグッと我慢して、自分のレベルに合ったところから始めるようにしましょう。

単調になりがちな基礎固めは、いかに効率的に終わらせられるかがカギです。

誰だって文法テキストを読むより、実際に会話したり、英語日記を書いたりしたほうがモチベーションも上がるし、やる気も起きるもの。

早く応用に入れるように、分かるところはどんどん飛ばしていきましょう。

具体的には、

ざっと解説を読んでみて、7~8割ぐらい理解できていそうな単元は飛ばします。

学習が必要そうなところでも、解説を読んで十分理解できるなら、問題を飛ばしちゃって構いません。

隅々まで勉強して100%理解しないと不安に感じるかもしれませんが、大丈夫です。

中1から順番に解説してあるテキストを選んでいれば、分からなくなったときに1つ前の単元に戻って理解することができます。

どんどんテキストを進めて分からなくなったら1つ前に戻る。

このやり方で学べば、ヌケモレなく着実に文法を理解しながら、スピーディーに学習を進めていくことが出来るようになります。

 

2. 興味を大切に。やり方を工夫する。

単調な基礎固めを少しでも面白くするために、積極的に色んな工夫をすることも大切です。

マーカーを引いたり、調べたことを書き込んだり、絵を添えてみたり・・・思いつくものは何でもやってみましょう。

私がよくやる「練習問題から先にやる」という方法もお勧めです。

先に力試しのつもりで問題に取り組めば、分からない問題に出合ったときに答えや解き方が気になりますよね。

そうやって「知りたい」という気持ちを引き出してから解説を読むようにすると、集中力もモチベーションも高まるし、知識が定着しやすくなります。

興味がある人はぜひ試してみてください。

 

3. 達成感を感じる。成長を実感する。

最後にお勧めしたいのが、
「どんな小さなことでも達成感を感じるようにする」ということ。

「意識的に成長を実感する」と言い換えてもいいかもしれません。

どんなに努力家で忍耐強い人でも、成長を感じられないまま勉強を続けるのは辛いもの。

  • 新しい単元を学び終えた
  • 分からなかったところが分かった
  • 練習問題の点数が良かった
  • 3日連続で勉強を続けられた

などなど、どんなことでも構わないので、達成感を意識的に感じるようにしましょう。

学習記録をつけるのもお勧めです。

簡単な箇条書きで構わないので、いつ、どんなことをやったかを残しておくと、あとで見返したときに自信になります。

勉強しているときはイマイチ分からなくても、何ヶ月か後になって見返したときに、大きく成長していることに気づけるかもしれません。

 

せっかく英語の勉強を始めるなら、積極的に楽しんだほうがモチベーションも高まるし、学習効率も上がります。

この記事で紹介したなかで上手く活用できそうなものがあったら、ぜひ学習に取り込んでみてくださいね。

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