英語シャドーイングの効果を最大限に引き出すトレーニングのやり方

シャドーイングとは、まさに影(=シャドウ)のように英語音声のあとにピタッとくっついて音読していくトレーニング法。

とても効果的な勉強法なんですが、やり方を間違えていると成長を実感できなかったり、同じことの繰り返しに飽きてしまったりするので注意が必要です。

この記事では、効果を最大限に引き出すやり方や注意点、継続のコツなどをシェアしたいと思います。

効果的な英語シャドーイングのやり方

シャドーイングの効果を最大限に引き出すには、教材選びも大切なポイント。次の2つの観点で自分に合った教材を用意しましょう。

シャドーイング教材を用意するときのポイント

  1. 目的に合っているものを選ぶ
    ビジネス英語、日常会話、トラベル英会話などなど、英語を学ぶ目的によってシャドーイングの題材は変わります。例えば、日常会話をネイティブのようにカジュアルに話したいなら、見る英会話留学のようなネイティブの自然な会話表現がおさめられているものを選ぶ必要があります。
  2. レベルに合っているものを選ぶ
    シャドーイングする対象は、自分のレベルで使いこなせる言葉である必要があります。文法や言葉の意味がわからないようでは、いくら上手くコピーできても実際の会話で使えるようにはなりません。

教材を準備できたら、シャドーイングを始めていきます。

 

手順1. シャドーイングする文章をしっかり理解する

実際にシャドーイングするときは、発音や抑揚、スピードなどを完璧にコピーする必要があります。なので、まずは文章を見ながら完璧にモノマネできるようになりましょう。

ただ言葉をなぞるだけじゃなく、話者の気持ちを想像したり、言葉の意味やニュアンスを調べたりすることも忘れずに。最終的には、話者のセリフが違和感なく自分の言葉として馴染むと理想です。

集中してスピーカーになりきりましょう。

 

シャドーイングの効果を高めるポイント

1. 使われている単語や文法を理解する
使われている言葉を自分のものにするために、単語の意味や一緒に使われている前置詞、文法などについて理解を深めましょう。どんな状況でつかわれているか、ストーリーの前後関係や文脈も大事です。

2. 発音できないところを克服する
音読をしてみて発音できない単語や速すぎてついていけないところに出合ったら、このタイミングで解消します。英語は単語同士がつながって音が消えたり変化したりするので、そういうポイントもおさえておくといいでしょう。

★注意★シャドーイングは理解できる文章を使わないと効果が半減します。この時点で分からないことが多くて勉強が思うように進まないなら、教材自体のレベルを落としたほうがいいかもしれません。

 

手順2. 文章を見ながら1文ずつリピーティング

シャドーイングする文章について理解出来たら、次は1文ずつリピーティングを行います。

やり方は簡単。1文だけ音声を流して、再生をストップしたら、その内容を声に出してリピートします。

音声そっくりになるまで、何度も音読を繰り返しましょう。

 

手順3. 音声の後につづいてシャドーイング

最後はいよいよシャドーイング。英語音声を流しながら、影をなぞるように音読していきます。

慣れるまでは1文ずつ音声を止めながらでも構いません。

手順2までをきちんと消化できていたら、案外すんなり出来てしまうかもしれません。

 

シャドーイングの効果を高めるポイント

1. 日本語と同じ感覚で発話する
英語を、自分とは関係のない外国語としてではなく、意思を伝える手段として使っている感覚を身につけます。シャドーイングをしているときに、伝えようとしている内容を意識しながら話すのがポイントです。モノマネではなく、あたかも自分が話しているかのような感覚に浸りましょう。

2. 頭の中で日本語に翻訳しないこと
英語を流暢に話せるようになるには、伝えたいことを頭で思い浮かべた瞬間に「日本語を介在させずに」英語で言葉にするクセを身につけることが不可欠。日本語を使っているときのように、話し始めの一歩目に英語がスルッと出てくるような感覚でシャドーイングしましょう。

この段階では、「母国語(日本語)を話すときのような感覚で英語を話す」ということを明確に意識しましょう。そうすることで、英語の流暢さや言語構造を理解するセンスが養われます。

 

英語シャドーイングを効果的に継続するコツ

ここまでシャドーイングの手順や効果を高めるポイントについて説明してきましたが、実はこのトレーニングは長く続けてこそ効果を発揮します。

というのも、英語の流暢さや発音、言語感覚などは、たくさん英語を聞いたり話したりすることで次第に身についていくものだからです。

筋力トレーニングのようにコンスタントに取り組むことが、シャドーイングの効果を最大限に引き出すのに不可欠だということを理解しておきましょう。

 

シャドーイング学習をトレーニングメニュー化する

シャドーイング学習を長く継続するためにお勧めなのが、筋トレのように学習内容をメニュー化するという方法。これまでに解説した方法を、1日20分といった具合にタスク化して、毎日こつこつ続けます。

また、英語の音声をスマートフォンなどに入れて持ち歩くと便利です。

私もやっていますが、移動時間などに10分ほどシャドーイングするだけでも十分効果を実感することができますよ。